プレスコートとは…印刷物の表面加工について
仕事柄web以外にも印刷物に携わる私としては、DTPに関しては無知の状態で日々知らない言葉が出てきます。そこで印刷会社の見積もりに掲載されている内容くらいは理解しておかないとと思い、少し勉強してみようと思います。 見積もり書にプレスコートという言葉が出てきました。このプレスコートとは、熱で固まり光沢を出す熱硬化樹脂を印刷表面に塗ってプレスします。鏡面仕上げが可能で高い強度を実現します。主にパッケージなどに使用されます。 表面加工には他にも様々な種類があるようです。
- 光沢コート (ビニール引き(ニス引き))
- 用紙の表面にニスを引くことで用紙の風合いを保ったまま被膜を作り、汚れや傷から守る役割を果たします。グロス調(ツヤ出し)のニスとマット調(ツヤ消し)のニスがあります。 光沢や印刷面の保護強度は他の表面加工に劣りますが、安価なのが特徴です。
- プレスコート
- 先ほど紹介したプレスコートです。作業手順としては、ニス引きの処理後に熱プレスを行います。ニスよりも高価で、光沢や、強度はニス引きより高いのが特徴です。
- ラミネート加工(フィルム貼り・PP貼り)
- PP(ポリプロピレン)やPET(ポリエステル)フィルムに接着剤を塗布し、印刷面に重ねて熱によって圧着加工をする方法です。表面に光沢があるのがグロス(ツヤ出し)PP、ツヤ消しになるのがマット(ツヤ消し)PPになります。高価ですが、強い光沢(又はマット感)が得られ、強度も高いです。
- 図示するとこのような感じ
代表的な表面加工方法