連量とは…米坪とは…印刷に使用する紙についての勉強。

紙に関する見積は非常にややこしいです。洋紙・板紙など紙の種類については前回少し触れましたが、数え方など紙業界独特の言い回しがあったりします。見積に係数として書かれている数字、これは一体何?数量の数字は?と思ったのですが、調べてみるとやっと理解できました。
- 連量とは
- 見積書に書かれていた係数というのは連量のことでした。連量とは 洋紙の場合は1000枚を1連、板紙の場合は100枚を1連とし、その重さを連量と呼びます。といってもいまいちピンときませんが、まずは紙の基本事項をおさえておく必要があるでしょう。
紙についての基本事項 数え方 洋紙-1,000枚=1連(R) 、 板紙-100枚=1連(R) 寸法 洋紙-(m)ミリメートル 、 板紙-(cm)センチメートル 単位重量 1㎡当たりの重さ(g)を基準とし、これを米坪(べいつぼ)g/㎡と呼びます 連量 1連当たりの重さ(kg) 注意:単位に注意が必要。(mやcm、gやkgが混在している)
- 紙の数量の求め方
続いて数量(1連当たりの紙の量)の求め方ですが、これがまたややこしい!私が実際取り組んでいる例でいいますと、板紙を使用しているのは表紙です。表1、表2、表3、表4の計4ページ。洋紙を使用しているのは、本文184ページです。また部数は31600部です。サイズはA4です。となると、必要な数量は下記のように計算することが出来ます。
ちなみに、数量の後ろに付いているBR・KRですが、BRとは板紙。KRとは洋紙を示しています。
紙について理解する。