「見つからないフォントは代替されました」を解消する方法

イラレのデータをやり取りしていると、フォントの有無によってファイルを開く際に「見つからないフォントは代替されました」というウィンドウが表示されることがあります。完全に解消するには、無いフォントをインストールするしか方法はありませんが、無いフォントを有るフォント代替しても解消することは可能です。ただどこにそのフォントが使用されているのかを発見するのが何とも面倒な作業になりますが、どこにどのフォントが使用されているかは簡単に発見することができます。
illustratorCS5でのやり方を記載しています。
- 代替フォントになっている箇所を確認
ファイルを開く際に、「見つからないフォントは代替されました」というウィンドウが表示されても、とりあえず無視して「OK」をクリックしてファイルを開きます。
「ファイル」「ドキュメント設定」より「代替フォントを強調」にチェックを入れます。すると、下記のように代替されているフォントにはピンクでマーカーされた状態になり強調されます。(画面右の状態)これで確認することができますので、既存のフォントに変更していけばマーカーが外れていきます。- 個々のフォントがどこに使用されているかを確認
次に個々のフォントがどこの位置に使用されているかを確認していきます。上のメニューの「書式」より「フォントの検索」をクリックします。すると下記の様に、ファイル内で使用しているフォントの一覧が表示され、代替されているフォントには*(アスタリスク)が表示されています。
アスタリスクの着いているフォント部分をクリックしてみると、ファイル内使用しているフォントが黒く反転します。
上の例では、スペースの部分が無いフォントを使用しているという例です。フォントの検索をしない限り見つけることは難しいところです。
また、置換することもできるため、置換の機能を利用しても良いかと思います。但し、置換してもまだ、「フォントは代替されました」というウィンドウが表示される場合は、孤立点を疑ってみます。- 孤立点(余分なポイント)も確認
CS5等高いバージョンでは孤立点という名前は使われていないようですが、孤立している点(余分なポイント)に無いフォントが使用されて残っているというケースもあります。そこで、上のメニューより「選択」「オブジェクト」「余分なポイント」を選択します。
上は極端な例ですが、アートボードの遠く離れたところに余分なポイントがある時でも発見することができます。ともあれ、最終的に、アスタリスクの付いているフォントが無くなれば、「見つからないフォントは代替されました」というウィンドウが表示されることはなくなります。
ちなみにズームツールをCtrl+ダブルクリックすると画面が最小化(3.13%)されます。
これらの3つの方法を試せばたいがいは解消できると思います。
「見つからないフォントは代替されました」を解消する方法
楽してプロっぽいデザイン|Forty-N-Five Blog Comments
はじめまして。YouTubeに載っている、このやり方でもいけそうですね。
illustratorでPDFファイルを開く際の代替フォント対処法
https://www.youtube.com/watch?v=WW5Kj-KI85M